概要
年に数回程度、たまーに発生するトラブルってドキュメント作ってあっても見てもらえず、結局問合せが来て対応することになる。これはぼやきです。そんなノートパソコンの電源トラブルの話です。
タスクマネージャーを開いてCPUを見たときに、べたっと使用率が20%など低い使用率から上がらず、PCの動作が劇的に遅いという症状です。RAMは余裕があるのに...動作がとても遅い、仕事にならないんです。という状態。
ユーザーやヘルプデスクからPCが故障したかもしれない、PCがとても遅いという連絡が入った。
第一報が来るとタスクマネージャーを見た時に比較的RAMを利用していると、「メモリが足りない!」などの苦情を承る事もあります。しかし、極めて冷静に対処しなくてはいけないのです。全てのトラブルを経験の多い原因に重ねると原因を見逃します。まずは、タスクマネージャーを見る。CPU、RAM、GPUの使用率やプロセスを見てみる。RAMが100%近くを使う状態が常態化する事はたとえ8GBのRAMだったとしもあり得ない。そうするとCPU、ディスクに疑いが出てくる。ディスクにも余裕がある。という時、CPUに注意してみます。ノートパソコンに稀に電源の誤作動でCPUの使用率が一定使用率から上がらなくなるトラブルがあるからです。もしも、どんなに負荷をかけてもピタリと同じ使用率から上がらない場合は電源トラブルを疑います。
対処
PC本体から完全に放電します。
バッテリーが外れるPCであればバッテリーと取り外し、電源ボタンと何度も押して放電します。そしてバッテリーを取り付けて改善を確認する。もし、バッテリーが外れないタイプであればバッテリーが亡くなるまで電源をつけたままにして電源がなくなり起動しなくなったら、電源ボタンを何度も押して放電します。
これでCPUの使用率が改善していれば原因は電源周りにあります。故障というより一時的なトラブルの可能性が高いです。割と気づきづらく、故障した!とされてしまう事もあるので頭の片隅に記憶して頂けると幸いです。