概要
Windowsを放置してスリープした時、スリープ解除したいのにUSB接続している機器が
切断されて使えない事がある。特にノートパソコンで起きているかもしれません。
設定が原因になっておきる対処方法を紹介します。
確認箇所
Windowsの電源オプションを確認します。
ノートパソコンなどで、電力消費を抑えたい場合に電源プランをバランスモードやメーカー特有の省電力モードへ切り替える事があると思います。
この電源プランの中には、USB接続の省電力設定なども含まれており、スリープ時などの問題になりやすい箇所です。
具体的な手順
電源オプションを開く
- スタートメニュー(Windowsのロゴ)をクリックします。
- 「設定(歯車アイコン)」 をクリックします。
- Windows 10の場合は「設定」。
- Windows 11の場合は「設定」>「システム」と進む。
- 「電源とスリープ」(または「電源の管理」など)を選択し、右側または下部にある 「電源の追加設定」 リンクをクリックします。
- または、古い表示の場合は「コントロールパネル」→「ハードウェアとサウンド」→「電源オプション」から進んでもOKです。
プラン設定を変更する
- 電源オプション画面が表示されるので、現在使用中の電源プラン(例: 「バランス」や「省電力」など)を確認します。
- そのプラン名の右側にある 「プラン設定の変更」 をクリックします。
詳細な電源設定を開く
- 「プラン設定の編集」画面が開きます。
- 下部にある 「詳細な電源設定の変更」 をクリックします。
- 新たに表示されたウィンドウが「電源オプション(詳細設定)」画面です。
USBセレクティブサスペンドを無効にする
- 詳細設定タブの一覧から 「USB 設定」 を探して展開します。
- 「USBのセレクティブサスペンドの設定」 を展開します。
- そこにある 「設定」(ノートPCの場合は「バッテリ駆動時」と「電源に接続時」の2項目がある場合があります)を 「無効」 にします。
- 設定を変更したら 「OK」 または 「適用」 をクリックします。
設定を保存して動作確認
- 「電源オプション(詳細設定)」のウィンドウで設定を確認したら「OK」で閉じます。
- その後、前の画面に戻り、 「変更の保存」 をクリックしてウィンドウを閉じます。
- これでUSBセレクティブサスペンドが無効になります。
- 一度パソコンをスリープさせてから復帰させ、USB機器が切断されないかどうか確認してください。
補足:デバイスマネージャーの電源管理設定
もし上記手順を実施しても改善しない場合は、以下の設定を確認してください。
- スタートメニューを右クリックして 「デバイスマネージャー」 を選択(または検索バーから「デバイスマネージャー」を検索)。
- 問題のUSB機器(例: 「USBルートハブ」や特定のUSBデバイス)を右クリックし、 「プロパティ」 を選択。
- 「電源の管理」 タブを選択。
- 「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」 のチェックを外す。
- 「OK」をクリックして設定を閉じる。
- この設定を無効にしておくことで、スリープ時などのタイミングでWindowsが任意にUSB機器への電力を遮断することを防ぎます。
まとめ
- 電源オプション から USBのセレクティブサスペンド を無効にする。
- 必要に応じて デバイスマネージャー の該当デバイスの電源管理設定も見直す。