ここまで普段確認しないが、インストールがうまくいかなかった為、インストーラーの中身を確認した。インストーラーのバージョンによってコマンドに差異があることが分かった。顧客先の機種によって影響があるようだったのでブログへ作業日記として記録しておく。ただ、Deploy Imageを作る人でもない限り、このインストーラーに不備はない。メーカー側で意図的に変えたのかもしれない。これはDeploy Imageを作る場合にのみ影響する。(Sysprepして展開イメージを作る場合)
今回問題になったインストーラーはDellが配布しているWaves MaxxAudioPro。これはUWPのため、Microsoft Business Store廃止後でIntuneなども導入していない場合はPCメーカーサイトが配布しているオフラインインストーラーを利用してDeploy Imageへインストールしておくことになる。特にハードウェアの動作に必要なUWPの場合は、新規ユーザーを作成時にプロビジョニングされるようにしておく必要がある。
下図はバージョン5.0.41.0_A02のインストールスクリプトだった。普段自分で書いているコマンドのオプション Region "all" が不足していた。
そこで、これが原因かなと仮説をたてて、普段使っているためDismコマンドで書くが、次のように書き換えて実行してみたところ問題なくSysprep後もプロビジョニングされた。古いバージョンのインストーラーは Region "all" のオプションがついている。このオプションの不足が影響しているのかと思われる。
dism /online /Add-ProvisionedAppxPackage /PackagePath:e185a3654c504f6fb073101415055cab.msixbundle /DependencyPackagePath:Microsoft.NET.Native.Framework.2.2_2.2.29512.0_x64__8wekyb3d8bbwe.appx Microsoft.NET.Native.Runtime.2.2_2.2.28604.0_x64__8wekyb3d8bbwe.appx Microsoft.Services.Store.Engagement_10.0.19011.0_x64__8wekyb3d8bbwe.appx Microsoft.UI.Xaml.2.6_2.62112.3002.0_x64__8wekyb3d8bbwe.appx Microsoft.VCLibs.140.00_14.0.30704.0_x64__8wekyb3d8bbwe.appx /LicensePath:e185a3654c504f6fb073101415055cab_License1.xml /Region:all